6月の畑についての雑記
梅雨が来るまでに、いろいろやっておきたいというのが農家や園芸家の気持ちじゃなかろうか。今日は、母が世話している山の畑の玉ねぎと少量の麦を収穫して干す予定です。
昨日は、私が育てた大きい畑の玉ねぎを収穫しました。今年は結構大きくなりました。毎年、小さな玉ねぎを山のように収穫して疲れるので、今年は畝を1本にして世話を豆にやりました。多分、去年作った畝3本分の玉ねぎと同じくらいの体積の玉ねぎがとれたと思います。
玉ねぎは、土地が肥えていないとなかなか大きくなりません。なので、夏に刈った草を畑の上に置いて土に混ぜたり、米ぬかをまいておくとよいらしいです。そして、肥えていない場合は追肥が大事だと思います。この畑は肥えていないし、夏に米ぬかをまいたり準備もしていなかったので、追肥をしました。12月、2月、4月のはじめくらいに米ぬかと油かすをまぜたものをやりました。でも、植える時の苗が小さすぎると冬に霜柱で浮き上がり、気を付けて踏んでやったりしても、消えてしまいます。今年は、相方の作った苗が小さすぎたので大変でした。
最近、ルイス・サッカー作の “穴 HOLES” という小説(多分子供向けの本)を読みました。この本は、アメリカの砂漠地帯が舞台の冒険と友情の物語なのですが、読むと玉ねぎが食べたくなります。
つづいて、これが今から刈る麦。右に見えるのはエンドウ豆。
そして、今日の昼ごはん。エンドウ豆ご飯でした。自作の茶碗もエンドウ豆柄です。そろそろ畑にでかけなくては。
ひめじアーティストフェスティバル 2018
今年もひめじアーティストフェスティバルに出店します!
姫路城に、行かれたことはありますか?私は、こどもの頃、遠足で行った覚えがあるのですが、去年はじめてこのイベントに出店して、久しぶりに姫路城を間近に見ることができました。姫路城は、本当に白鷺のように白く輝いてました。それに、お城の周りは庭園の緑や、お堀の水を眺めながら、てくてく散策するのにぴったりの気持ちがいいところでした。
今年は、145人の出店作家が集まります。ワークショップのコーナーを設けている作家さんもいますので、いろいろなモノづくり体験を楽しむこともできますよ。
詳しい情報は、こちら↓のホームページをご覧ください。
ぜひお越しください~♪
家づくり その2
ゴールデンウィークは、毎日家づくりをしていました。
そして、昨日ついに棟上げしました!!
棟上げまでの10日間を簡単に振り返ります。
初日。土台に柱を立てて、柱の間に板を落としこんで壁を作っています。土台のできていないところを作りながらのスタート。(基礎は、去年基礎屋さんに作ってもらっていました)。
板倉作りは、もともと倉や神社などに使われていた工法のようです。柱と柱の間に板を落とし込んで壁にします。壁を作りながら建てていくので、屋根を付けるまでに時間がかかります。セルフビルドの家づくりではあまりやらない方法かも・・・。板をすぽすぽと落とし込むのは楽しい作業でした。
2日目、桁(上の柱)がのりました。柱がかたむいていると、桁がはまらなくなるので、柱を押したり叩いたりして垂直に直して、さらにいろいろ手直ししつ桁がのりました。
雨の日もありました。ラフな感じですが、一応、壁が濡れないようにシートで雨よけしています。
家の東西の柱をたてて、桁を入れていき、最後に真ん中の桁をつなげました。
夫は、大幅にずれていて最後に桁がはまらなかったらどうしよう。と心配していましたが、何とか納まりました。
後半の2日間は、本職の大工さんも来て下さいました。いろいろと教えてもらいながら作業を助けてもらいました。ホント、スーパー助っ人現る!って感じです。
そして、最終日の昨日は、夫の林業の親方がユニックを貸して下さり、梁と棟を上からつるして運びました。ユニックが無かったらすべて人力で担いだり、ロープで引っ張ったりして上げないといけないので、本当に助かりました。
そして、ついにすべての棟木が載りました!ポーズを決めているのは、今回大活躍してくれたTさん。Tさんありがとう。そして、手伝ってくれたたくさんの友人達に感謝です!
棟上げが終わり、屋根ができるまでとりあえずのシートをはりました。その直後に雨がぽつぽつと降りだしました。
何もなかったところに、自分たちの手で家を建てていくのは、本当に面白くてドラマチックです。完成まではまだまだかかりそうです。
器 納品のお知らせ
畑の雑草がぐんぐん成長し始めて少し気が焦る今日この頃。いくつかのお店に器をお届けしましたのでお知らせします。
1軒目のお店はこちら。群馬県の桐生市に今年新しくオープンしました「食と器ming」。実は、私の友人の水谷夫妻が桐生にUターンして、夢だったカフェをオープンしたのがこのお店です。
おいしそうなランチ、ハンドドリップで丁寧に入れられる珈琲、手作りのスイーツ。私も早く行ってみたいです。そして、ランチを味わいつつ、このお店にこっそりと暮らす猫さんにも会いたいです。また一つ楽しみができました。
2軒目のお店は、今週末に陶器市が始まる益子の「うつわギャラリーsluck」です。
http://utsuwasluck.tumblr.com/
こちらは、益子の駅前に陶器市期間のみオープンする作家達のお店です。
私は、去年から益子陶器市に出店しなくなりましたので、こちらに器を置いて頂いています。陶器市に行かれましたら、ぜひ足を運んでみてください。
3件目のお店は、ウェブショップの「はれいろはれや」です。
毎日の食事が、よりおいしく楽しくなるような器をたくさん取り扱っておられます。
それでは、工房へ戻ります・・・。よろしくお願いします。
多治見陶器祭りが終わり・・・
多治見陶器祭りが終わって篠山に帰ってきました。
お越しいただいた皆様ありがとうございました。
多治見では、tsunaguさんと、カフェ温土さんに器を納品しましたので、多治見にお越しの際はそちらのお店ものぞいてみてください。カフェ温土さんでは、オープン以来、器を使って頂いています。
戻ってきてから、旅の片付けもそこそこに畑へ。(昨日)
玉ねぎに最後の追肥。今年は玉ねぎの苗が小さかったので、あまり成長のよくない玉ねぎたちです。米ぬかと油粕をまぜたものを撒きました。
そして今日は昼から雨だというので、午前中せっせと畑の畝間をほりました。畝がなくなっていたので。え?畑に見えないって?いや、ちゃんとジャガイモ埋まってます。まだ芽は出ていませんが。篠山特有の重たい粘土質なので、ジャガイモの土寄せも大変です。くたびれました。
たじみ陶器まつり 西通り
今年も、多治見陶器祭りに出店します。
私は、こちら、手作りの焼き物作家が集結する ”たじみ陶器まつり西通り” に出店します。この通りは、多治見、土岐、瑞浪の作家を中心に、私のように美濃の地で焼き物を学んだ作家も出店しています。参加作家はこちら。
私も1年に一度、多治見に行くのが楽しみです。
春の多治見に、あなたのお気に入りの器を探しにお越しくださいませ。
場所など詳しい情報は、下記ホームページをご覧ください。
電車でのお越しがおすすめです。
家づくり その1
今日は、焼き物のこととは関係ないお話。
唐突ながら、夫が家づくりをしています。こつこつと柱を加工中。
最近、角のみ機やほぞ切りの機械がメンバーに加わり、30分かかっていた穴あけなどが30秒でできるようになったとのこと。
私は、大きな柱のかんながけを手伝うくらいしかしていません・・・。回りの方々からもっと手伝い~やと言われますが、活躍できそうな時が来れば動こうと思います。
2年前に、夫が木を伐りました(彼は、木こり&農家です)。
すごい量の木だなあと思いましたが、落とし込み板壁という板倉作りの家を作りたいと彼は思っていたので、木は足りないくらいなんだそうです。板倉作りは、柱だけでなく壁も厚い板で作る工法で木が沢山いります。
そして、こちらは、篠山の藤本林業所さんで、木を柱に加工してもらっているところです。一度柱のかたちにした木材を、屋外のトタンの下で乾燥させてもう一度、挽き直しているところです。
このような、製材所は数が減っているようで、自分で切った木を加工してもらえるような製材所が篠山にあって本当によかったです。
工場の、巨大なのこぎりが稼働すると、大きな音が響き、レールの上にある機械(写真右側)に職人が乗り、操縦して柱と自分の乗った機械を走らせ、柱をのこぎりにあてカットしていました。
国産の木で家を建てる人が減っていて、今は外国の木を使うことが多いので、製材所ももうからない時代だと聞きますが、製材所があってこそ地域で資源を回すことができると思うので、製材所さんには頑張って頂きたいなあと思います。
篠山に住むようになって、近所のおじいさんやおばあさんに、自分とこの山の木を家の柱に使ったとかいう話を聞いていて、昭和のプレハブ住宅で育った自分にとっては、えっ?そんなことできるの?近所の山の木が家の柱になるとか、信じられないというか憧れるなあと思っていましたが、自分たちの家が100パーセント近所の山の木でできそうなので、すごくわくわくしています。