aiko yagura indigo pottery

兵庫県篠山市の里山で 器を作り 田畑の恵みを頂く日々

家づくり その1

今日は、焼き物のこととは関係ないお話。

唐突ながら、夫が家づくりをしています。こつこつと柱を加工中。

最近、角のみ機やほぞ切りの機械がメンバーに加わり、30分かかっていた穴あけなどが30秒でできるようになったとのこと。

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私は、大きな柱のかんながけを手伝うくらいしかしていません・・・。回りの方々からもっと手伝い~やと言われますが、活躍できそうな時が来れば動こうと思います。

2年前に、夫が木を伐りました(彼は、木こり&農家です)。

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すごい量の木だなあと思いましたが、落とし込み板壁という板倉作りの家を作りたいと彼は思っていたので、木は足りないくらいなんだそうです。板倉作りは、柱だけでなく壁も厚い板で作る工法で木が沢山いります。

 

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そして、こちらは、篠山の藤本林業所さんで、木を柱に加工してもらっているところです。一度柱のかたちにした木材を、屋外のトタンの下で乾燥させてもう一度、挽き直しているところです。

このような、製材所は数が減っているようで、自分で切った木を加工してもらえるような製材所が篠山にあって本当によかったです。

工場の、巨大なのこぎりが稼働すると、大きな音が響き、レールの上にある機械(写真右側)に職人が乗り、操縦して柱と自分の乗った機械を走らせ、柱をのこぎりにあてカットしていました。

国産の木で家を建てる人が減っていて、今は外国の木を使うことが多いので、製材所ももうからない時代だと聞きますが、製材所があってこそ地域で資源を回すことができると思うので、製材所さんには頑張って頂きたいなあと思います。

篠山に住むようになって、近所のおじいさんやおばあさんに、自分とこの山の木を家の柱に使ったとかいう話を聞いていて、昭和のプレハブ住宅で育った自分にとっては、えっ?そんなことできるの?近所の山の木が家の柱になるとか、信じられないというか憧れるなあと思っていましたが、自分たちの家が100パーセント近所の山の木でできそうなので、すごくわくわくしています。