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aiko yagura indigo pottery

兵庫県篠山市の里山で 器を作り 田畑の恵みを頂く日々

たたら

いつもは、ろくろで器を作っていますが・・・。

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ここ2,3日、たたらで耐熱の器を作り中です。

たたらとは、たたら製鉄を思い浮かべるのですが、焼き物づくりの技法として、たたらづくりという方法があります。語源は、たたら製鉄から来ているようです。

たたらとは、焼き物業界では、スライスするか麺棒などで伸ばした、平たい粘土のことを指します。そして、スライスするために平たい木を使うのですが、それをたたら板と呼びます。

たたらで器を作る方法は、いろいろあって、たたらを切ってはりあわせて花器やコップのようなものを作ったり、丸や四角に切って、縁を上げてお皿にしたりします。

私は、たたらを石膏型に押し当てて形を作る方法で器を作っています。

f:id:indigopottery:20161201204953j:plain土をたたら板を使い、糸で切ります。たたら板は自分の好きな厚みを選んで使います。

私は、厚めに切って麺棒で伸ばして使っています。その方が土が締まる感じがするので。そして、土の表面をゴムベラでならしてから、石膏型(自分で作ったもの)にかぶせて、砂を入れた布袋でとんとんと叩いていきます。石膏型にはストッキングをかぶせています。これは企業秘密です(笑)。型からはずしやすくなります。

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そして、高台を付けます。たたらを切って紐状にしたものをどべ(土をどろどろにしたもの)を塗ってくっつけます。ちなみに、耐熱陶器のシリーズは、器の形によって高台の真ん中の模様を変えています。(地味な意匠)

高台を付けた後に、上から板を押し付けて、高台を少しつぶし、高台の高低差が無いようにします。こうしないと、高台が、がたつく器になってしまいます。

上の写真は、高台に板を押し付けた後の状態です。結構つぶれてます。

この後、1時間ほど置いて、器を型からはずし、次の日にやや乾いた状態で器の縁を仕上げて、裏の高台をきれいに整え形が完成します。

耐熱の器は、オーブンや直火で使える土を使っています。釉薬も耐熱用に調合しています。今回もうまく焼けますように。