aiko yagura indigo pottery

兵庫県篠山市の里山で 器を作り 田畑の恵みを頂く日々

indigo pottery in Saisai + Cinnamon 〈 展示のご案内 〉

こんにちは。

山々に赤や黄の葉っぱが目立つようになってきました。

岐阜県中津川市のカフェレストラン、Saisai + Cinnamonでの展示のご案内です。

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矢倉藍子 indigo pottery の器展

2018.11.11(日)~18(日)

いつも器を使って頂いている、私も大好きなお店、Saisai+Cinnamonにて展示会を開きます。

美しい景色と澄んだ空気、素敵なパンやお料理とともに、生活を彩る器をご覧ください。

作家在廊日 11/17(土)・18(日)

open  11:00 ~16:00

・ランチ(要予約)、カフェの営業は12:00~15:00です。期間中、ランチの無い営業日(カフェのみの日)もありますので、詳しいスケジュールはfbまたはお電話などでご確認ください。

Fbページはこちら↓です。

https://www.facebook.com/pages/category/Restaurant/Saisaicinnamon-345668755471540/

皆様のお越しお待ちしております。私も久しぶりにSaiSaiさんのお料理を頂けるかと思うと今から楽しみです。(目的がそっち?!)

それまでに、もう1窯、焚きたいので頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

秋の畑

篠山は黒大豆の枝豆で有名です。週末は道沿いに農家がテントを立て、京阪神からお客さんが、枝豆を買いに来ます。でも、今年は8月に雨がほとんど降らず、枝豆が少なめで、枝豆のあるお店に行列ができたりしています。

平地にある、相方の畑の豆もかなり少なくて、私もがっかり。いつも来てくれるお客さんに少し売る程度・・・。土寄せや水やりなどを熱心にした篤農家の畑や、山際のいつもじめじめしているような畑が今年はちゃんと豆が付いたみたいです。(家は放任栽培)。

 

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ちなみに、山の小さな畑は黒豆もいい感じにできました。上の写真は、黒豆ではなくて、黒豆よりさらに巨大なんじゃないかという、丹波白大豆。これは10月の初め頃に食べるのが一番おいしいと思っています。黒豆より早く硬くなるので。黒豆の濃厚さは無いけれど甘味は黒豆より強い気がします。枝豆ではなく、大豆にしてから食べてもおいしい。

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これは、平地の畑の人参。この畑は重粘土質なのですが、木くずを入れて土がよくなるか試しています。相方曰く、この畑ではおいしい人参ができたことがないらしい。多分、肥料をやらないで栽培したり過酷すぎる環境では、人参は野生的すぎる味と香りになるからかもなと思います。今年はどうでしょうか。

 

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白菜。無農薬の白菜はかなり難しいです。篠山に来てはじめてうまくいってます。

アブラナ科の野菜(大根や白菜、小松菜など)は、ダイコンサルハムシという黒くてぴかっとした小さな虫に食い荒らされます。その虫は、幼虫も成虫も貪欲に葉っぱを食い荒らし、しかも寿命が長いという最悪な虫で、すごい勢いで繁殖します。

岐阜で畑をしていた時は、冬野菜は放っておけばできたのに、関西に来てからはこの最悪な害虫のため、葉物野菜がとても難しくなりました。

今年は、8月に畝に透明ビニールをはり、土に潜む害虫と草の種を殺すという方法を試しました。それがうまくいったのかもしれません。

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ニンニクの植え付け。

黒枝豆はだめでしたが、季節はめぐっていきます。次いこって感じです。

いつもニンニクが足りないのでたくさん植えました。

 

つる草のマグカップ

台風一過とともに10月が始まりました。

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昨日、窯出しをしました。

左が “アジサイ”。右が “つたと実” のマグカップです。

なぜこんなごちゃっとした写真を撮ったのかというと・・・。

最近、描いた、つたと実のマグカップを見ていて、「こういうつる草あるかもね。」という軽い気持ちで描いたので、実際あるのかぶらりと庭に探しに行きました。

すると、もう、いろいろな種類のつたが生えていて、ちょっとびっくりしました。(かわいいから摘んだだけの花と、自然ではない花も1輪あるけど)。

実も、烏瓜の真ん丸なものから、鮮やかな紫色の豆やら、採っていないけどむかごとか。自然界の造形は多様だなあと。それでカップにさしてみたらこんな写真に・・・。

ムラサキシキブの実がマグカップの模様に似ていますが、つる性ではありません。

結局、全く同じつる草は見当たりませんでした。

 

 

スモモジャム

スモモジャムをつくりました。

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友人宅になっているイクリ(原種に近いスモモらしい)を収穫しました。今年は豊作!

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種をとって、

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鍋で煮ます。きび砂糖をスモモの重量の30パーセント入れました。砂糖は初めに半量入れ、しばらく煮てから残りを入れます。市販のジャムは50パーセントくらい砂糖が入っていると思いますが、砂糖控えめで。

今回は少し若くて、渋みがあったので一度ゆでこぼしてから煮ました。

ジャムの瓶とふたを鍋に入れ10分ほど煮沸消毒して、瓶とジャムが熱いうちにジャムを瓶に入れます。

 

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ジャムを瓶に入れ、ふたをして、30分以上煮沸して、少し冷めたら流水でなるべく早く冷やしました。蓋の中央がぺこんとくぼみます。

ラベルをはって出来上がり~。120瓶くらいできました❁

 

 

絵付け

さっき、畑のことを書きましたが、こちらは工房の様子です。

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 絵付けの終わったマグカップたち。赤い絵は弁柄(酸化鉄)で焼くと茶色くなります。鉛筆で軽く下描きをしてから、筆で描いています。

 紺色は呉須(コバルトの顔料)です。呉須で絵を描く場合、細い線を描いてからだみ筆で筆跡が残らないように、しみこませるように色を入れていく方法が伝統的ですが、私は、水墨画の没骨という描き方に近い方法で、輪郭線を描かずに直接、筆で色をのせて描いています。

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どんぶりに描いた山岳。

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こっそりと(?)ライチョウも描いてみました。

今、窯を焚き中です。うまく焼けますように。

 

 

恵みの雨

7月は、豪雨や日照り、そして不思議な逆行台風とおかしな天気が続きました。

かんかんの日照りで、いつもは水やりなどしないのですが、さすがに野菜たちが枯れそうできゅうりや茄子などに、3日に1回くらい水やりをしていました。20日間降らなかったのですが、台風が恵みの雨を降らせてくれました。

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ごぼうの花。これを放っておくと種になり、結構勝手にごぼうが生えてくる。

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キンカントマト。これは大阪の山の方で野生化していた大きめのミニトマトらしい。種を残そうという活動があるようで、去年母が種をもらい、植えたところからまた勝手に出てきたもの。やはり強い。大きめなので、トマトソースにするのにもいい感じでした。

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畑の草ぼうぼう地帯。でも、よく見ると、エゴマ、赤シソ、食用ほおずき、トマトなどがあります。これも勝手に生えてきたものですが。

以上、家の裏のラフな畑の様子でした。