aiko yagura indigo pottery

兵庫県篠山市の里山で 器を作り 田畑の恵みを頂く日々

個展のお知らせ (兵庫県加古川市)

加古川の「器と雑貨 moi」さんにて、2月25日(土)~3月5日(日)まで1週間、個展を開きます。

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 加古川は、実家の三木とも近く、こどもの頃、加古川の土手で家族や友達と遊んだのを覚えています。春にはのびるを採ったりしました。でも、意外なことに、街中には行ったことがなくて、この間初めて加古川の街を訪れました。結構街だったのでびっくり。(すみません、川辺しか知らなかったので・・・。) 

そして、今回お世話になるmoiさんは、市役所や郵便局の近くの便利なところにあって、北国の雑貨や日本の手作りの器などがならぶ素敵なお店でした。

現在、器を制作中です。新しく、朝食にぴったりのサイズのお皿や、小皿なども制作しています。ぜひ春の加古川に展示を見に来て下さいね。

 

 

 

木耳(キクラゲ)

薪置場のエノキの切り株に今年もキクラゲがたくさん生えてきていて、雪をはらってせっせと摘んできました。

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もちろん、勝手に生えた天然ものです。しめしめって感じの気分になります。

キャベツと人参とキクラゲを炒めて、豆板醤やいしる(オイスターソースがなかった)や醤油などで味付けして、片栗粉でとろみをつけました。

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ただの野菜炒めがキクラゲでちょっとワンランクアップした気分です。

器は、自作の耐熱オーバルプレートです。オーブン料理以外でもこうやって普通に使っています。

キクラゲよ、ありがとう。

大芋にちよう市

 12月25日のクリスマスは、篠山の北東部にある大芋(おくも)地区で、毎月最終日曜日に開催されている、大芋にちよう市に出店します。

時間は10時から14時までと短いですが、廃校になった村の小学校で、和気あいあい楽しく開催されています。給食ルームでお昼ご飯も食べれますよ。

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上の写真は、出店用の看板を作ったところです。家に工事現場の黒板があったので。

indigo pottery  + Family Made 

というのは、私の器以外に今回は、母が布で作った鍋帽子なども販売することにしたので+をつけました。(黒板の字は練習中)

鍋帽子は、お鍋にかぶせて保温調理するためのもので、前から母はせっせと作っては人にプレゼントしたりしていました。鍋にかぶせておくと、煮物などが柔らかくなり、ガスが少なくてすみます。なかなか便利ですよ。

ぜひ、遊びに来てくださいね。

旧大芋小学校の地図はこちら↓ 建物は道から見えます。 

篠山おすすめのパン

今年はまだあったかいです。このまま暖冬かなと勝手に予想しています。家の中に入ってくるカメムシが少ないからです。(篠山はやったら多い)

ところで、篠山に来たときは、近所においしいパン屋さんが無いなあと思っていましたが、最近、おいしいパン屋さんができたり、あるということが分かったりしてうれしいです。

篠山でもだいぶん中心部から離れた北の方にある、福井という集落で、大きな手作りの薪窯でパンを焼いていらっしゃる、けいこさんのパンもその一つです。

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家は、母もパンを焼くので時々しか買わないのですが、

けいこさんの ゆぴベーカリー

のパンは大好きです。上の写真は、今回12月に注文したパンです。

右上の赤い実がついたものは12月限定のシュトーレンです。

田畑もされているので、だいたい木~土の週3日、パン焼き日があります。篠山市内は配達もありますが、市外には郵送してくれます。

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工房のストーブで焼いて(かじりかけ・・・)

 

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大変おいしくいただきました。シュトーレンもとてもおいしくて、クリスマスまでじわじわ食べています。

12月のパン焼き日は終わってしまったようなので、ぜひ来年頼んでみてはいかがでしょうか?

 

 

子供食器の絵付け♪

 

2,3日、子供食器の絵付けをしています。絵が細かいので数が多いと何日かかかるのです。

新しい絵も描いてみました。

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実にメルヘン。いつもは動物を描いてますが、小人を描きました。

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 初キリン。鉛筆で下書きをした時点では、異常にリアルでちょっと怖かったんですが、少しかわいくした(つもり)です。

キリンって、水玉模様だと思っていたら、実物は、もう少し複雑な模様なんですね。キリンを描いた朝に、キリンが絶滅危惧種になってしまったというニュースを見ました。だから描いたというわけでは無いのですが、この摩訶不思議な首の長い動物が生きていけるようにと願います。

だけど、描くのはなかなか手間がかかったので今回限りかも・・・。

 

 

たたら

いつもは、ろくろで器を作っていますが・・・。

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ここ2,3日、たたらで耐熱の器を作り中です。

たたらとは、たたら製鉄を思い浮かべるのですが、焼き物づくりの技法として、たたらづくりという方法があります。語源は、たたら製鉄から来ているようです。

たたらとは、焼き物業界では、スライスするか麺棒などで伸ばした、平たい粘土のことを指します。そして、スライスするために平たい木を使うのですが、それをたたら板と呼びます。

たたらで器を作る方法は、いろいろあって、たたらを切ってはりあわせて花器やコップのようなものを作ったり、丸や四角に切って、縁を上げてお皿にしたりします。

私は、たたらを石膏型に押し当てて形を作る方法で器を作っています。

f:id:indigopottery:20161201204953j:plain土をたたら板を使い、糸で切ります。たたら板は自分の好きな厚みを選んで使います。

私は、厚めに切って麺棒で伸ばして使っています。その方が土が締まる感じがするので。そして、土の表面をゴムベラでならしてから、石膏型(自分で作ったもの)にかぶせて、砂を入れた布袋でとんとんと叩いていきます。石膏型にはストッキングをかぶせています。これは企業秘密です(笑)。型からはずしやすくなります。

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そして、高台を付けます。たたらを切って紐状にしたものをどべ(土をどろどろにしたもの)を塗ってくっつけます。ちなみに、耐熱陶器のシリーズは、器の形によって高台の真ん中の模様を変えています。(地味な意匠)

高台を付けた後に、上から板を押し付けて、高台を少しつぶし、高台の高低差が無いようにします。こうしないと、高台が、がたつく器になってしまいます。

上の写真は、高台に板を押し付けた後の状態です。結構つぶれてます。

この後、1時間ほど置いて、器を型からはずし、次の日にやや乾いた状態で器の縁を仕上げて、裏の高台をきれいに整え形が完成します。

耐熱の器は、オーブンや直火で使える土を使っています。釉薬も耐熱用に調合しています。今回もうまく焼けますように。

 

 

東京の3人展に向けて

イベント出店も終わり、東京の下北沢で11月12日(土)からはじまる       「うつわ女子3人展」の発送準備をしています。

今回は、初めてのお店ということもあり、耐熱陶器などは無く、磁器の器にしぼって送る予定です。

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新作の、カップ&ソーサーも送りますよ。左がtea、右がcoffeeです。上の写真の柄以外にも2種類あります。値段はセットで5000円前後を予定しています。うーん、高いかな。でも、抹茶碗などを作らない陶芸家というのは、なかなか高い器は無いんです。お店に入るお金と、焼成代、土代などを引くと、手元に残る利益は、カップ、ソーサーそれぞれ1000円くらいです。土を練ってろくろをひいて、削って、ハンドルを付けて素焼きをして、絵付けをして釉薬をかけて本焼きをしてという工程があるので、きっと高くないはず・・・。(長々とすみません。いつも値段は悩むところなのです。)

 

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 こちらは、ひしゆのみ。こちらも新作の絵柄を送ります。新作といっても、東京にはほとんど私の器は行っていないので、新しいも古いも関係ないかもしれません・・・。

それでは、ぜひ織部下北沢店にお越しください♪