aiko yagura indigo pottery

兵庫県篠山市の里山で 器を作り 田畑の恵みを頂く日々

篠山おすすめのパン

今年はまだあったかいです。このまま暖冬かなと勝手に予想しています。家の中に入ってくるカメムシが少ないからです。(篠山はやったら多い)

ところで、篠山に来たときは、近所においしいパン屋さんが無いなあと思っていましたが、最近、おいしいパン屋さんができたり、あるということが分かったりしてうれしいです。

篠山でもだいぶん中心部から離れた北の方にある、福井という集落で、大きな手作りの薪窯でパンを焼いていらっしゃる、けいこさんのパンもその一つです。

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家は、母もパンを焼くので時々しか買わないのですが、

けいこさんの ゆぴベーカリー

のパンは大好きです。上の写真は、今回12月に注文したパンです。

右上の赤い実がついたものは12月限定のシュトーレンです。

田畑もされているので、だいたい木~土の週3日、パン焼き日があります。篠山市内は配達もありますが、市外には郵送してくれます。

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工房のストーブで焼いて(かじりかけ・・・)

 

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大変おいしくいただきました。シュトーレンもとてもおいしくて、クリスマスまでじわじわ食べています。

12月のパン焼き日は終わってしまったようなので、ぜひ来年頼んでみてはいかがでしょうか?

 

 

子供食器の絵付け♪

 

2,3日、子供食器の絵付けをしています。絵が細かいので数が多いと何日かかかるのです。

新しい絵も描いてみました。

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実にメルヘン。いつもは動物を描いてますが、小人を描きました。

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 初キリン。鉛筆で下書きをした時点では、異常にリアルでちょっと怖かったんですが、少しかわいくした(つもり)です。

キリンって、水玉模様だと思っていたら、実物は、もう少し複雑な模様なんですね。キリンを描いた朝に、キリンが絶滅危惧種になってしまったというニュースを見ました。だから描いたというわけでは無いのですが、この摩訶不思議な首の長い動物が生きていけるようにと願います。

だけど、描くのはなかなか手間がかかったので今回限りかも・・・。

 

 

たたら

いつもは、ろくろで器を作っていますが・・・。

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ここ2,3日、たたらで耐熱の器を作り中です。

たたらとは、たたら製鉄を思い浮かべるのですが、焼き物づくりの技法として、たたらづくりという方法があります。語源は、たたら製鉄から来ているようです。

たたらとは、焼き物業界では、スライスするか麺棒などで伸ばした、平たい粘土のことを指します。そして、スライスするために平たい木を使うのですが、それをたたら板と呼びます。

たたらで器を作る方法は、いろいろあって、たたらを切ってはりあわせて花器やコップのようなものを作ったり、丸や四角に切って、縁を上げてお皿にしたりします。

私は、たたらを石膏型に押し当てて形を作る方法で器を作っています。

f:id:indigopottery:20161201204953j:plain土をたたら板を使い、糸で切ります。たたら板は自分の好きな厚みを選んで使います。

私は、厚めに切って麺棒で伸ばして使っています。その方が土が締まる感じがするので。そして、土の表面をゴムベラでならしてから、石膏型(自分で作ったもの)にかぶせて、砂を入れた布袋でとんとんと叩いていきます。石膏型にはストッキングをかぶせています。これは企業秘密です(笑)。型からはずしやすくなります。

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そして、高台を付けます。たたらを切って紐状にしたものをどべ(土をどろどろにしたもの)を塗ってくっつけます。ちなみに、耐熱陶器のシリーズは、器の形によって高台の真ん中の模様を変えています。(地味な意匠)

高台を付けた後に、上から板を押し付けて、高台を少しつぶし、高台の高低差が無いようにします。こうしないと、高台が、がたつく器になってしまいます。

上の写真は、高台に板を押し付けた後の状態です。結構つぶれてます。

この後、1時間ほど置いて、器を型からはずし、次の日にやや乾いた状態で器の縁を仕上げて、裏の高台をきれいに整え形が完成します。

耐熱の器は、オーブンや直火で使える土を使っています。釉薬も耐熱用に調合しています。今回もうまく焼けますように。

 

 

東京の3人展に向けて

イベント出店も終わり、東京の下北沢で11月12日(土)からはじまる       「うつわ女子3人展」の発送準備をしています。

今回は、初めてのお店ということもあり、耐熱陶器などは無く、磁器の器にしぼって送る予定です。

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新作の、カップ&ソーサーも送りますよ。左がtea、右がcoffeeです。上の写真の柄以外にも2種類あります。値段はセットで5000円前後を予定しています。うーん、高いかな。でも、抹茶碗などを作らない陶芸家というのは、なかなか高い器は無いんです。お店に入るお金と、焼成代、土代などを引くと、手元に残る利益は、カップ、ソーサーそれぞれ1000円くらいです。土を練ってろくろをひいて、削って、ハンドルを付けて素焼きをして、絵付けをして釉薬をかけて本焼きをしてという工程があるので、きっと高くないはず・・・。(長々とすみません。いつも値段は悩むところなのです。)

 

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 こちらは、ひしゆのみ。こちらも新作の絵柄を送ります。新作といっても、東京にはほとんど私の器は行っていないので、新しいも古いも関係ないかもしれません・・・。

それでは、ぜひ織部下北沢店にお越しください♪

 

秋晴れの出店

 

西脇のミライエのミラフェスと、篠山のササヤマルシェの出店が無事に終わりました。

両日ともによい天気で幸運でした。

お越しいただいた皆様、ありがとうございます。毎年、来て下さるお客様もいてとてもうれしいです。こつこつとよい器を作っていきたいと思います。

 

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上: 2016年ササヤマルシェ

枝豆もそろそろ終わり

 

篠山といえば黒豆ですが、黒枝豆のシーズンはほぼ終わりです。

でも、食欲の秋はまだ続き、そのまま食欲の冬が来ます。

先日は、篠山の農園で収穫祭に参加(手伝い)しました。                        枝豆は、黒豆と、白豆大と、小糸大豆の3種類。あと、白ごはんと栗ごはんと、お味噌汁。サツマイモの茎のきんぴらと、まこもだけのきんぴら。サトイモコロッケや茄子の料理などなど。

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既に食べかけの写真ですみません。コロッケを揚げていたので撮りそびれました。子供たちの枝豆の食べっぷりがすごかったです。

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そして、食後の餅つき。餅つき中の写真はまたも撮りそびれ、子供たちが一生懸命まるめた小さな餅たち。前日に手作りされた、桜の杵の香りがほのかにするお餅になりました。

お餅は、今年とれた餅米でつきました。畑でとれた大納言小豆のぜんざいと、大根おろし、きなこやずんだでいただきました。

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上:黒枝豆のずんだを作っているところ

おいしいものは幸せになります~。ごちそうさまでした。

うつわ女子3人展

 

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東京の下北沢で展示に参加します。タイトルの女子という言葉に若干たじろいでしまいますが・・・。

美濃に縁のある作家3人ということで、岐阜県の多治見で器を制作されている徳田吉美さんと、多治見で焼き物を学び、現在は兵庫県の垂水で制作されている三木あゆみさんと、同じく多治見で焼き物を学んだ私の3人のグループ展示となります。

タイトルやキャッチコピーはかわいらしいですが、女子だけでなく、もちろん男性にも展示を見て頂きたいと思います!